【横山験也のちょっと一休み】№.2105
宇佐美先生の『教師の文章』。SG会で10冊完売しました。
勉強する先生方は違いますね!
◆城ケ崎滋雄先生、大学院へ◆
嬉しいニュースを一つ。
「チーム算数」の常連である城ヶ崎滋雄先生が大学院を受験し、合格しました。
来春から麗澤大学の大学院で道徳を学びます。
合格したことはとてもめでたいことです。
それ以上に、「立派だ」と感じるのは、この年になっても学ぼうとする、その熱意です。
城ケ崎先生は今年度で定年です。
常識的には、何をいまさら・・・という思いになります。
ところが、城ケ崎先生は「もっと道徳を勉強したい」との強い思いがあり、ついに、大学院受験となりました。
この前向きな姿勢が立派です。
大学院で学ぶということは、研究者として学ぶことを意味します。
その学びを強めるために、チーム算数に一つのルールを作りました。
道徳のレポートが出た場合、まずは城ケ崎先生が何かしらのコメントをする。
これにより、城ケ崎先生は緊張感をもってレポートを読み、思いついた中から重要度の高いところを選ぶ学習ができます。
さらに、これまでの蓄積を基にした直観力が高まります。
研究をしていくための、いい土台作りになるでしょう。
◆「チーム算数」で道徳談義◆
城ケ崎先生、佐々木先生、薮田先生と私の4人が常連のチーム算数メンバーです。
今回から、須田尚先生が常連参加となりました。
読書家であり、実践家。問題意識も高い優秀な先生です。
今は、道徳を熱心に勉強しています。
須田先生の参加により、チーム算数は道徳の厚みが増しました。
どうもチーム道徳になりつつあります。
今回、提案された道徳関連物。
1、「雨のバス停留所で」(『わたしたちの道徳』小学校三・四年)
2、「道徳授業そのものを『評価』する視点を」(『教師のチカラ』32号)
1は須田先生のレポートです。
傾向としては、よし子を擁護しています。
しかし、そう読んでしまって良いのでしょうか。
よし子の擁護はほぼできません。
そんなことをあれこれ話して、大いに盛り上がりました。
詳しいことは、後日にでも書けたらと思います。
2は雑誌論文です。
新設ルールに則って、真っ先に城ケ崎先生に語ってもらいました。
続いて須田先生、佐々木先生、薮田先生に言ってもらいました。
皆さん、立派なコメントでした。
1と2を語り合ったのですが、断然面白かったのは1です。
1は、「教材文+レポート」となっています。
この形が取れなくても、「教材文」だけでも、このメンバーなら質の高い話ができそうです。
城ケ崎先生も研究者の道を歩むので、月に1本ずつでも、道徳の読み物教材を「道徳読み」してみんなで力を高めていけたらと思いました。
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