【横山験也のちょっと一休み】№.2133

■27日は野口塾in木更津■
27日(土)は野口塾in木更津に参加します。
野口先生の他、横田経一郎先生、瀧澤真先生、吉野貴行先生、平野卓也先生と豪華講師陣による講座です!
私は、昼休みに外国語活動の新作ソフト『単語強化巻』をご披露します。3月に発売になるので、予告編のような紹介となります。
関心のある先生、ぜひ、木更津へお越しください。


■「チーム横山」で道徳検討■

会の名称が「チーム横山」に変わった日が、長年開催していたジョナサンでの最終日になりました。
次回からは、稲毛駅前のココスで開催します。

今回も濃いメンバーが集まりました。
その中身は、ほぼ道徳一色でした。

提案された道徳題材を記します。
(1)『教師のチカラ』32号の「認識の変容を促しているか」(鈴木健二先生の論文)の第2章。—雨のバス停の話
(2)「2通の手紙」(中学教材)---動物園の話
(3)「自己の責任は誰に?」(中学教材)—自転車の交通事故の話
(4)「くずれ落ちただんボール箱」(小学校、中学年教材?)---スーパーでの話

2時間弱、ワイワイ語らい、読み手としてどういう観点を持っていることが必要なのか。
それが分かりやすくクローズアップされました。

(1)は「雨のバス停留所で」が題材になっています。前回、よし子の認識と、母の認識の違いを話しました。今回はその続きです。この題材を読むときに必要なのは社会論です。この観点が無いと、第2、第3のよし子が登場し、時としてトラブルも発生します。不道徳状態が続くということです。

(2)は組織論です。頭の中で整理しないと、絡み合った状況の中で思考がてんてこ舞いします。

(3)も社会論が必要です。現代特有の新しい道徳と、古来より伝わる道徳とを分けて考えることです。

(4)は陰徳への意識が持てれば、崇高な道徳が見えてきます。

検討をしつつ、須田尚先生の論文・論述が際立っていました。
勉強量が圧倒的なので、気づくところが実にいいです。
また、カバンの中から次々と関連図書が出てきます。
道徳で道を拓きそうな予感がしています。

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