【横山験也のちょっと一休み】№.2340

野口芳宏先生の特別授業のDVDができました。「映像で学ぶ」シリーズです。
とても嬉しいです。
ビデオDVD(NTSC方式) 収録時間:80分
定価=本体3,000円+税
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madoguchi1@sakura-sha.jp

■「法」という漢字の読み方■
漢字の読み方は漢和辞典を調べればすぐにわかります。
「法」について、2つの辞書を調べてみました。

学研漢和大辞典
《音読み》ホウ(ハフ)邯, ホウ(ホフ)邨, ハッ, ホッ邵(入)洽(乏)
《訓読み》のり, のっとる

字通
[字音]ホウ(ハフ)・ホウ(ホフ)
[字訓]のり・のっとる・てだて

調べてみると、自分の知らない読みが出ていることが多く、なるほどと勉強になります。

日ごろから、道徳を勉強するのでしたら、とにもかくにも論語およびその周辺の書を読むように進めています。
道徳の基本であり奥深いことが載っているからです。
すると、おまけとして、今まで見たこともない漢字にも出合いますし、漢和辞典にも出てない読みとも出合います。

先日、伊藤仁斎の『論語古義』を読んでいたら、オッと思う読みに出合いました。

法 : てほん (p252)

もちろん、その前後の文章も勉強になるのですが、この漢字のルビだけでも、私にはホームランです。

嬉しい気分で漢字とルビを見ていたら、ふと、気が付きました。
この読みは「道徳面から見た読みなのだ」と。

読みには音読み訓読みがあります。そういう意識とはちょっと違う、「道徳面から見た読み」がありえるなと思えてきたのです。
すると、この先は「道徳面から見た読み」を集めてみたい気持ちになってきます。

例えば親孝行の「孝」の漢字には、次の読みがあります。(字通)

孝 : おやおもい

これも「道徳面から見た読み」といえるでしょう。
面白いですよね。

この「道徳面から見た読み」を略すと、これも「道徳読み」になります。
「道徳読み」は深いですね。
『道徳読み』(さくら社)はいい本です。

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