寺崎賢一先生が野口先生宅を御訪問されるとのことで,御迷惑を省みず,私もおじゃましてきました。
久しぶりにお会いしましたが,昔以上の勉強家になっていました。
富山で中学校の国語の先生をしつつ,早稲田大学で博士課程を学んだそうです。
この春には大学で教鞭を執る予定になっていて,現在のテーマは「カントと論語」。「道徳の復権」が主題のようでした。
道徳を考えるにあたり,なぜカントが出てくるのか気になり,聞いてみました。
そうしたら,重要と思って読んだ本にちょくちょくでてくるので,もしかしたら道徳のキーマンなのかもしれなと感じたそうです。実際に読み学んでいたら,確かにそうだと思うに至ったのだそうです。
こういうアプローチ,刺激を受けます。
学生の頃に,ちょこっと口ずさんでいた「デカンショ節」。
デカルト,カント,ショーペンハウエルの略だと聞いています。
デカルトは算数と大きく関連していたので,少し読みました。
『精神指導の規則』は算数指導の歴史的な1冊です。
カント,ショーペンハウエルは名前だけしかしりません。
良い機会なので,カントの本を1冊注文しました。『道徳形而上学原論』 (岩波文庫)です。何が書いてあるのでしょうね。
寺崎先生は御自宅を東京に移されたので,これから先,学び会える交流ができそうです。
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家に帰ると,ほるぷ出版の中村氏からメールが届いていました。
『学校の道具事典 1教室』の見本ができあがったそうです。
東京と神奈川の小学校2校のご協力と,全国各地総勢16名の先生方のお力添えをいただきつつ作り上げた本です。
地域の図書館や,学校の図書室に並ぶ本なので,たくさんの子ども達に読んでもらえます。
嬉しいです。到着が楽しみです。