【横山験也のちょっと一休み】№.2552

■ TICADⅦへ向けて ■

8月に横浜市でTICADⅦが開催されます。

「TICAD」というのは、アフリカ開発会議のことで、
「Tokyo International Conference on African Development」の略称です。

開催地が横浜ですので、横浜ではご覧のようなボトルドウォーターが販売されています。
TICADは3日間開催されますので、たくさんの人が、このお水を飲むことになるのだろうなと思っています。
もちろん、私も自販機で買って会場で飲みたいと思っています。

このTICADⅦに、さくら社もブースを出します。
展示をするのは、ルワンダでのJICAのプロジェクトに関する内容です。
「さくら算数IM」をプロジェクターで映し出し、実際の成果なども張り出し、教育に関心のあるアフリカの要人にしっかりお見せしたいと思っています。

お見せしたいと思いつつも、お伝えするのが難しいのが「質改善」です。
たとえば、下のように●があり、それが全部でいくつあるか答えるとします。
●●●●●●●●●●
●●●●●●●●●●
●●●●●●●●●●  ●
●●●●●●●●●●  ●

日本の子でしたら、●●●●●●●●●●を数えた時、10だとわかると、全部で42とササッとわかってきます。

ところが、ルワンダの子は●を全部数えてから答えを書きます。
42まで数えてると、途中でミスをしやすいのですが、そういうことはお構いなく、とにかく数えます。

これは、たし算やひき算でも同様です。

江戸時代には数で計算をしないで、お金や物を置いて数える考え方を「目の子算」と呼んでいました。
その「目の子算」が死語になるほど、数えずに答える習慣が身に着いたのは、そろばんのおかげと思っています。

だからと言って、ルワンダの子にそろばんを与えても、苦労ばかりの算数になってしまいます。

もっと単純に、もっと簡単に、もっと楽しく、目の子算から暗算へと質的に変わっていけるように工夫したのが「さくら算数IM」です。

TICADⅦでは、この「質改善」が視覚的に伝わるような掲示物も用意したいと思っています。

親友の中嶋郁雄校長の本が、6月21日に発売になります。
『究極の生徒指導』です。

いい本です!
発売が楽しみです。

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