b7505ルワンダの首都キガリの繁華街で見かけた時計屋さんです。
高級時計が並んでいるのだと思いますが,私の関心所は,店の看板にかかっている大きな時計です。
この時計を見て,「これは撮影しなければ」と思ったのです。

ポイントは,数字の4です。
普通,ローマ数字の時計は「Ⅳ」と記されるのですが,この時計は珍しい形になっています。

明治時代の日本にもこのタイプの文字盤が輸入されていましたが,今は,ほとんど見かけません。

ローマ数字は,5を中心に,[-1,5,+1,+2,+3],10を中心に[-1,10,+1,+2,+3]と表示されています。
こういう区切りの良いところを中心に前後に数字を用いていく文化が西洋にはあるようで,時計の読み方も,日本の小学校とはひと味違っています。
2時40分は,「3時20分前」と教えるのです。
30分を過ぎたら,○分前という読み方になっています。

日本では,3時40分は3時0分からの続き物として40分と教え,3時50分も3時50分と教えています。
正の数の考え方で押し切っている感じがして,日本の読み方の方が小学生には易しいと思います。
負の数の感覚に近い「前」で教えるルワンダでは,時間の計算は難解だろうなと思います。

時計屋さんの大きな時計を見て,あれこれ,ふと思いました。
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