宇佐美寛先生の『国語教育を救え』は勉強になりますね!
■植木算■
何というか、毎日、好調です。
外は暑いですが、私は好調です。
家の中も少々暑いですが、私は好調です。
好調な時に、好調と言っているのですから、私の精神性はそれほど高くはありません。
不調な時に、にっこり笑って好調といえる人こそ、その精神性は見事となります。
ですので、私の精神性は向こう何年間かは、平均的な状態となりそうです。
さて、ルワンダの教科書です。
驚きの単元が入っています。
「植木算」です。
日本では、どちらかと言うと、末席系の問題です。
ところが、ルワンダでは1つの単元となって扱われています。
その単元名を読むと、視点が違うことに衝撃を受けます。
ルワンダでは、「オープンライン」「クローズライン」という線の形状に意識が向いています。
ですので、ラインに等間隔でならんいるものは、木であっても旗であっても何でもいいのです。
ところが、「植木算」と言われてしまうと、木の問題という印象が強くなります。木以外のものへ意識を向けるのが、ちょっとしづらい印象を持ちます。
似たようなことは、台形の面積の公式でも感じました。
日本では「上底・下底」と台の形状にフィットした言葉ですが、ルワンダでは「平行な辺の合計」と図形の性質に着目した言い回しになっています。
こういう具体的な違いを知ると、これから先、ルワンダの先生方と交流する時の心がけが変わってきます。
日本との違いのある単元では、日本での当たり前を優先させるように思考してはいけません。
まずは、ルワンダのやり方に沿って、そこに日本のアイデアを入れていくことです。
道徳ではありませんが、「受け入れる」ところからの出発が肝要ということです。
まあ、それにしても、毎日、いい感じです。
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