【横山験也のちょっと一休み】№.2065
宇佐美先生の『教師の文章』(さくら社)は9日(木)が発売日です。
ずいぶん昔のことですが、道徳の「手品師」について、宇佐美先生がかなり厳しく論述していました。
それを読んだ時、私は大変なショックを受けました。
「手品師」を読んでも、宇佐美先生のようには手品師のダメさ加減が見えてこないのです。
作品を読んでも、そういうものかと同調するばかりでした。
道徳として何が良く何がダメなのか。
肝心な所がまったく見えませんでした。
それ以来、なぜ、宇佐美先生には見えてきて、自分には見えないのか。
そこが気になっていました。
解釈コードの不足。
これに尽きる状態でした。
では、その解釈コードは、どのように学んだら手に入るのか。
ここを考えるようになり、私の歩みは少し変わっていきました。
学ぶ原動力は、本を読むことで得ていくもの。
こう強く感じるようになったのも、この頃です。
本の発売が楽しみです。
12月2日の ==『教師の文章』刊行記念 宇佐美 寛先生 講演会 == も楽しみです。
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