山田洋一先生のセミナーに参加。
ちょうどこの日,地域の寄り合いがあり,会場到着が閉会20分前ぐらいになりました。
それでも,足を運んで良かったです。
会場に入ると,遠く前方で山田先生がマイクを持ってお話をされています。
それをスーツ姿の20代30代の先生がメモをとりつつ,頷きながら,熱心に耳を傾けていました。
その先生方は長机に3人掛け。最前列からびっしり。
会場の空気そのものが,緊張感のある学びを作っています。
この光景,若い頃,私がセミナーに参加し始めた頃とよく似ていました。
「中学になったらこんな授業になるから・・・」と,それをレッスンするように子ども達と取り組む山田先生の話。導き方が実に理にかなっていますし,懐の深さを感じさせます。
ストレートに指示・発問を出していた時代から30年。子ども達にある種の世界観を伝えつつ進む授業へと質的に変貌していることを,山田先生の話から強く感じます。
閉会直前。
山田先生から,最後の一言がありました。
若い先生に初めに読んでいただきたい一冊の紹介です。
『発問・説明・指示を超える対話術』です。
すかさず,佐藤先生が本を手に皆さんにご紹介くださいました。
時代を変えていった一冊です。
懇親会にも数多くの若い先生が参加していました。
きっとこの中から,5年後,10年後に新しい教育を伝え広める先生が出てくるのです。
それが誰なのか分かりませんが,私にはとても楽しみです。
セミナーを運営されたのは,渡邉先生です。
先週,渡邉先生のお話を伺ったおり,研究の方向性を明確にされたことを聴きました。
気骨ある先生です。
この先,ますます深化していきそうです。また,お話を伺いに出かけてみたいと思っています。