実感道徳研究会の全国大会。会長の山中伸之先生の授業です。
聞き惚れる話が,次々に語られます。
「語りの名人」と言っても,過言ではないと思っています。
山中先生のことは,30代の頃から知っていました。
メールがない時代でしたので,封書で届く通信を相互にやりとりしていました。
親しくお付き合いを始めたのは,野口塾が始まってまもなくの頃からです。
印象的だったのは,野口塾に初めて参加した時の山中先生の自己紹介です。
今も覚えています。
それは,運動会の練習時,子供達が移動する場面で,目印の役をやっているとの話でした。
なんと面白い話をする先生だろうと思ったのですが,その後,次第に心に響く話をするようになったのです。
それがまた,実にうまい。
大きな会場で山中先生が語られた時,ハンカチを出して涙をぬぐっていた女性の先生もいたほどです。