友達の山中伸之先生の新刊『できる教師の叱り方・ほめ方の極意』(学陽書房)です。
山中先生は,毎年毎年,本を出しています。
もう,かなりの売れっ子先生です。

山中先生の本を読むと,「こう考えるのか」といった考え方がとても勉強になります。
例えば,序章に何のために叱るのかが書いてあります。普通は,子ども達を良い方向に育てるためと考えつくことですが,山中先生は違います。教育の目的から考えるようにすすめています。

ハッとさせられます。
叱ることは,政治家の大物もします。お医者さんもしかります。
不良グループのリーダーだってしかります。泥棒の親分もしかります。
誰でも叱るのですが,しかる場合が職業によって違います。
それぞれの職業には,それにふさわしい目的があり,その目的に照らし合わせて,叱る場面がでてきます。
教師の叱りの大元をどこに据え置くのか。
これを山中先生は,教育の目的に置いて話を進めています。
なるほど!と感心した次第です。

叱り方のタブー
叱る心得
叱り方8変化
叱るのが苦手な教師は
ほめ方のタブー
ほめる心得
ほめ方7変化
ほめるのが苦手な教師は

読み応えのある本です。