【横山験也のちょっと一休み】№.3521
親友の山中伸之先生のメルマガに、私の『「夢中で算数」をつくる教材アイディア集3』の記事がドーンと紹介されていました。
こちらに引用します。
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この本は、算数の本です。算数教育が専門の横山験也先生が書いています。どれもおもしろいのは当たり前なのですが…。
私はこの本を読んだとき、横山先生には申し訳ないのですが、真っ先にこう思いました。
「この本は、トークのネタとして使える情報が満載だ!」
もちろん、算数の授業でがっちりと使えることは請け合いです。単元の導入として、応用学習、発展学習として、隙間時間の活用として、授業中の息抜きとして、その他もろもろ。
それに加えて、
「トークのネタです!」(しつこい!)
語りを極める私としては、どうしてもこっちに頭が行ってしまいます。
例えば、
「31 江戸時代の知恵…股のぞき」
これは「塵劫記」に載っている「たち木の長(ながさ)をつもる」方法だということです。
江戸時代、木こりを生業とする人々が実際に股をのぞいて、立ち木の高さを見積もったのだそうです。
なんとも奇想天外ではありませんか。
こうやって、腰を90度くらいに曲げて股から木のてっぺんをのぞくことで、木の高さを見積もったようです。
もうこれだけで、子どもたちに話してみたくなりませんか?
そして、そこにちょっとした学びをつけ加えます。
例えば、
「頭を下にして逆さまになって見る。これが本当の逆転の発想ですね。何か工夫してみたいと思ったら、逆さまにしてみるというのは、すばらしい発想法ですよ」
とか
「股からのぞいている人を見て、何も知らない人は笑うかもしれませんね。人が見て笑うようなところに、実はすばらしいアイデアが隠れているのかもしれません。そういう目で生活を見直してみると思わぬ発見があるものですよ」
などです。
すると、これでひとつの立派なエピソードトークになります。授業参観の算数の時間の最後にこんな話でしめくくったら、後ろで見ていたお母様方からの評価も「鰻登り」間違いなしです。
ぜひ、一度お手にとってごらんになってみてはいかがでしょうか。
『「夢中で算数」をつくる教材アイディア集3』
(横山験也 著 さくら者)
https://amzn.to/44tDvZ2
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このように、子ども達や保護者向けのトークネタとしても使えるとのことです。
山中先生のスピーチは天下一品です。
セミナーなどの後に懇親会があるのですが、時に、簡単な自己紹介をすることがあります。そんな時にも、山中先生のショートの「語り」が始まります。
こういうちょっとしたスピーチでも、毎度、見事な話なのです。
その山中先生がトークネタとして有効と思ってくれたのですから、メルマガを読み、しばし悦に入りました。
山中先生、ありがとうございました。