東京の山崎先生から,嬉しいメールをいただきました。
少しずつご紹介します。

山崎先生曰く-----------------
4月に千葉での学級づくりセミナーで横山先生の算数ソフトのお話を聞き、
すぐに算数ソフトをクラウドで購入し、授業で活用しています。
子供たちがこの1学期でぐんぐん伸び、
算数の授業への姿勢が大きく変わったので、
ご報告させていただきたくご連絡致しました。
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4月にソフトの話を聞いて,実際に使ったら,ぐんぐん伸びたのです。
嬉しいですね。

こういう話を聞くと,「どんな指導法を教えたのですか」と聞きたくなる先生もでてきます。
残念ながら,指導の方法も,こうするといいということも,話していません。
私が話したことは,最も根幹となる「算数的体験を増やしましょう」ということです。
ただの体験ではありません。単なる体験はいくらしても,算数の学力向上にはほとんど効果がありません。
「算数的体験」をさせるのです。できるだけ,多めに。
そんな話を,笑いの中で話した程度です。

山崎先生曰く-------------------
授業では、導入、前時の復習、まとめ、習熟・・・どの場面でも使うことができました。
特に僕の場合は、前時の復習に大活躍しました。
授業のはじめに算数ソフトを使って既習事項の確認をしました。
シンプルでとても分かりやすいので、繰り返し復習をし子供たちはどんどん手が挙げます。
復習を通して、本時の課題解決に向かうための土台をきちんとおさえることができました。
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「前時の復習」を意識することは,クラス全体の学力差を縮めて本時に入ることを意味しています。
昨日やったことを,かなり忘れている子もいます。
その子をそのままの状態で授業に入ることは,学力差が開いた状態で本時を展開することになります。
これは,まずいやり方です。
その学力差を縮める重要な「前時の復習」段階で,算数ソフトを使うのですから,
山崎先生の授業は,本時を考える力がどの子にも保証された授業展開となります。
すばらしいです。

山崎先生曰く--------------------
意味理解にも重宝しています。
b8317現在6年生の担任ですので、円の面積の求め方の説明は「おぉ?!」となりました。
円を切り分ける数も調整できるため、
子供は何度も切り分けて長方形になる過程を体験することができました。

4月のセミナーで横山先生から「体験不足」について聞いてから、
算数ソフトを使って「体験」の数をどんどん増やそうと意識するようになりました。
分数÷分数の意味理解も、算数ソフトのおかげですっきりと指導することができました。
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「理解の構造」がわかると,山崎先生の上の文章の深みがよくわかります。
山崎先生とは,今週の金曜日に「事前学習法説明会in千葉」でお会いします。
そのとき,時間があったら,「理解の構造」を伝えたいと思います。

大事なことは,「算数的体験」や「理解の構造」といった,根本的な仕組みを理解し,
意図的にそれを現実化することです。