友人の横藤雅人先生の新刊『5つの学習習慣』です。
わかりやすく書かれているので,どんどん読み進めることができます。
気に入ったところは,「子ども部屋は「貸す」」という考え方です。これは,作法に通じる実によい考え方です。
子どもの環境を「大満足」にしてはいけません。大満足は,その時はよいのですが,後から「わがまま」とか「甘え」とか,負の心根を持つことになります。
2分3分ほど,満たされない部分がある方が,「辛抱我慢の心」「全体が良いから,細かいところは目をつぶる」といった,良い心根が育つことになります。
特に,子ども部屋は毎日活用するところです。
長い年月をかけて使うところです。
部屋を借りつづける子どもの心に何が育っていくのか,それを考えるだけで,幸せな気持ちになってきます。
「腰を立てて椅子に座らせる」という章もありました。これもいいですね。
「良い姿勢は一生の宝」と横藤先生も記されています。
本当にそう思います。
良い姿勢で座れるようになると,姿勢の良い人がどんどん目に付くようになります。
良い姿勢の人を見ると,それだけで良い気分になってきます。
この本からも,姿勢よく座ることが伝わります。有り難いことです。
若い先生にも,若いお父さん・お母さんにも勧められる良い本です。