子どもが育つ5つの原則――特別支援教育の時間軸を使って 宮内主斗 18.3.20 発売

あなたは学級の子どもたちに、どのような年間の見通しを立てて働きかけを行っていますか。

大好評『子どもが育つ5つの原則――特別支援教育の視点を生かして』の続編。
通常学級での指導経験も豊富な理科教育の専門家が、特別支援学級の指導を通じて得た指導の原則をやさしく解説します。

今回は、年間の見通しをもった指導を意識しながら読める具体的な指導場面が、ふんだんに取り入れられています
また、「絶対わかっておきたい「べからず」集――それぞれの発達に即した配慮のために」「大人の逆鱗に触れる態度を取る子」等、さまざまな子たちへ的確な対応をするために知っておきたい専門的な知識についても随所で触れられています。

【もくじ】
序章 5つの原則を使ってWIN-WINの関係に

第1章 決戦前夜――始業式の前に
1 絶対わかっておきたい「べからず」集
2 3月の姿を見通す
3 ほめるだけで行動を修正させる作戦を立てる

第2章 4月は優先順位をつけて
1 何もかも要求することは,すべてを失う
2 まずは返事から
3 向く,頷く,書く
4 ルールを守る
5 締め切りのない仕事が大切

第3章 5 月は成果を確かめながら
1 伸ばしたい点を明確にして伸ばす
2 配慮を要する子が認められるように

第4章 こんなことを教えていきたい
1 授業を改善するシンプルな評価
2 困難な状況でも伸びていく

第5章 夏休み明けは4月と同じ
1 夏休みの前の状態に戻すだけでも
2 伸びるのは指導を繰り返すから

第6章 行事を利用して伸ばす
1 運動会で何を育てる?
2 遠足で何を育てる?
3 卒業式で何を育てる?

第7章 年間を通じた指導
1 教師の助けを少なくする
2 ほめ続けたことが伸びる
3 本当に使える学級経営案を

コラム1,2,3,4,5,6,6,8,9,10

A5判・並製・168頁
本体価格1,700円
ISBN 978-4-908983-23-8