いまを生きる論語――大人になるために読んでおきたい古典の教え 岩崎 淳 19.6.21 発売

「世の中には、古典と呼ばれる本があります。『論語』は、その中でも古くからたいへん重んじられ、親しまれてきました。本書は、現代の日本に生きる人たちの指針となるような言葉を『論語』の中から選び、解説を加えたものです。

わたくしは、大学の教員になる前に長い間中学校の国語科の教員をしていました。本書を執筆するにあたって、「若い人にわかりやすい本にする」ことを基本方針として、学校の話題を多くし、難しい表現を避けるようにしながら、中学生に語りかけるような気持ちで筆を進めました。

もちろん、『論語』の教えは青年期にも壮年期にも、そして老年期にも有用です。年を重ね経験を積むほど、内容についての理解は深まっていきます。社会人として活動している方、所属している組織の中で指導的な役割を担っている方、家庭で若い人たちを保護し導く立場にいる方など、幅広い世代の方にお読みいただくことを願っています。」――本書「はじめに」より

【もくじ】

◉学而 第一
学べば則ち固ならず。(8)
◉里仁 第四
君子は義に喩り、小人は利に喩る。(16)
◉泰伯 第八
士は以て弘毅ならざる可からず。任重くして道遠し。(7)

ほか、全73項目

A5判・並製・160頁
本体価格1,600円
ISBN 978-4-908983-30-6