学校のデジタル化は何のため?:教育ICT利活用の目的9類型 為田裕行

22.3.15 発売

GIGAスクール時代の研修テキストに最適!

児童生徒「一人1台」の情報端末が整備され、いよいよ待ったなしの活用に迫られる学校。「なぜ学校にICTが必要なのか?」「情報端末はどう使えばいいのか?」「そもそもどうして…?」沸き上がる疑問に答えつつ、教育ICT利活用の目的を明確に分類し、学校のデジタル化についての考え方をわかりやすく説きました。

◎そもそも、導入された「教育ICTを授業で使う」ことは目的ではなく、手段です。「教育ICTを授業で使う」という手段が、目的化してしまっていることが多くあるのですが、ここで一度立ち止まって、「何のために教育ICTを授業で使うのか」ということを考える必要があります。

◎何のためにICTを使うのかというのは、目的です。目的が明確になっていなければ、ICTの活用が成功しているのか失敗しているのかもわかりません。成功していない場合には、改善をしていかなくてはなりませんが、そのときにも目的がなければ改善もできません。ICTが目的に応じた使い方がされているかどうかを見るために、導入するときに明確に目的をもっていなければなりません。

(以上、本書第4章「教育ICT利活用の目的9類型」より)

【もくじ】

第1章 GIGA スクール構想により進む整備
1 教育のデジタル化は進んでいる
2 教育ICTの活用に唯一の正解はない
3 同じ環境ができたここからがスタート

第2章 「なぜ学校にICTが必要なのか」を、学校が自分で考える
1 ICTは汎用的なツール
2 デジタルは、我々にとってどのような存在か?
3 大事なのはなぜ(=Why)

第3章 一人1台、学びの道具として使うとはどういうことか?
1 淑徳小学校:自分の好きなスタイルで感想を書く
2 新渡戸文化小学校:アナログとデジタルで自分の色を創る
3 奈良女子大学附属中等教育学校:ゲストティーチャーがリモートで参加する
4 静岡県立掛川西高等学校:授業で使う教材をデジタル化する

第4章 教育ICT 利活用の目的9類型
類型1:興味喚起
類型2:モチベーション喚起
類型3:理解促進
類型4:授業効率化
類型5:進捗確認・理解度確認
類型6:教材拡充
類型7:表現手段拡充・思考手段拡充
類型8:情報共有手段の拡充
類型9:学習環境の拡充
■9つの類型の何を目指すのか?

第5章 学校教育施策と重ね合わせて見る
1「令和の日本型学校教育の姿」と教育ICT利活用の目的
2 学習活動分類と教育ICT利活用の目的

第6章 学校だからこそのデジタル化
1 教えるための道具として使うのか? 学ぶための道具として使うのか?
2 「学ぶための道具」になることを目指すことが必要
3 教える側の論理、学ぶ側の論理
4 学校で「しなければならないこと」

A5判・並製・88頁
本体価格1,500円
ISBN 978-4-908983-57-3

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