木下山多 著 19.3.22 発売
こんな先生がいたのか!
こんな教師が学校や[よのなか]を変えていく!
「生徒をレールに乗せて管理する」のではなく「それぞれの幸せに導く」時代になった。今こそ常識を疑い、本質を見極める「革命」が必要だ。――教育改革実践家・藤原和博氏推薦の書!
元商社マンというバックグラウンドに加え、脳科学や心理学に裏付けられた理論を用いて実践した著者ならではの学級経営。
「その結果、生徒達はおもしろいくらいにどんどん変わっていきました。 授業態度、成績、運動能力、学級での振る舞い、友人関係、親子関係などなど。私は学校の許可を取りながら新しい取り組みをどんどん行いました。英語の授業、ホームルーム、学級経営、生徒指導、保護者とのやり取りなど、それはいわゆる学校の常識と言われるものとはかなり異なるやり方でした。しかしながら、それは中学校の範疇を超えて学級集団を、ひいては組織を経営(マネジメント)していくうえで本質的に必要なものでもありました。」(本書「はじめに」より)
教師をはじめ、人を育てるすべての人が身につけておきたい究極のリーダーシップがここにあります。
■もくじ
第1章 学級経営革命3つの大原則
①学級経営は学力に大きく影響する
②〈管理〉ではなく、〈安全・安心〉
③保護者との協力体制を築く
第2章 広く信じられている嘘、まちがいを正す【学級経営編】
①教師は聖人君子であってはならない
②教師こそどんどんあやまる
③学級は厳しく管理しない
④イタズラを奨励する
⑤生徒と真剣に勝負する
⑥教師の失敗談や弱みは公開する
⑦「いじめは無くならない」が「無くす」ことはできる
⑧生徒はどんどん贔屓する
⑨長所伸展ではなく短所克服を
⑩「自分のして欲しいことを人にも」は大きなまちがい
⑪〈失敗〉を存在させない
⑫タブーこそ教師が教える
⑬夢が無いのは悪いことではない
第3章 広く信じられている嘘、まちがいを正す【学習指導編】
①わかりやすい授業をしない
②予習は成績を下げる
③教えるべきは「学習内容」よりも「勉強のやり方」
④苦手な科目には教科外の担任が関わる
⑤評価は自分でさせる
第4章 プロアクティブ型教師のススメ
①問題は起こるのが当然
②先に仕掛けることの重要性
③保護者に協力を求める
④保護者とのやり取りの仕方で信頼関係は大きく変わる
⑤しかるときは一対一で、ほめるときは〈三角ほめ〉で
⑥連絡先を公開する
⑦夢は強く願うと叶いにくくなる
⑧学校に通う意味、勉強が必要な理由
第5章 教師に求められる在り方
①上手にほめて、上手にしかる
②〈行動〉と〈人格〉を切り離す
③生徒にレッテルを貼らない
④生徒を変えようとしない
⑤〈ALL OK〉
⑥「こそ泥」にならない
第6章 究極のリーダーシップとは?
①そもそも「リーダーシップ」とはなにか?
②いかにしてリーダーシップを発揮するか
③異なるレベルで考える
④〈メタレベル〉のリーダーシップが最高なのか? |