議論を逃げるな――教育とは日本語―― 宇佐美 寛 17.1.23 発売

道理が通らない教育界を憂う。

半世紀の余、はったりや誤った言説がまかり通る学界に論戦を挑み続けた千葉大学名誉教授・宇佐美寛先生。その手になる刺激的すぎる書をお届けします。
日本語の論理性をおざなりにするところから生じた、様々な教育界の問題。教育史の大家も、新指導要領の目玉も、その批判を逃れることはできません。知は厳密さの上にはじめて成り立つもの、そんな基本を思い出させてくれる一冊です。

■もくじ

第1章 「アクティブ・ラーニング」の害
第2章 句点無ければ、文は無し。
第3章 〈番〉
第4章 教育史の害
第5章 引用無きところ、インチキはびこる。
第6章 創造のための定義
第7章 基準系記号としての経験
第8章 言葉の皮がはがれると
第9章 議論が無い。

あとがき

著者紹介・著書目録

四六判・上製・136頁
本体価格1,800円
ISBN 978-4-908983-02-3