能澤英樹 著
23.7.29発売
「このままでは立ち行かない!」と積み重ねた活動と、統計データなど豊富な資料に裏付けされた確かな現状認識をもとに、解像度高くこれからの学校・教員・子ども・学びの姿を描く。教員の働き方改革、学校のアップデートをリアルなものにするために、全教育関係者必読の一冊。
【もくじ】
序章
第Ⅰ章 学校と子どもたちの姿
1 学校の姿
(1)学校という「特殊」な施設
(2)ブラックボックスの中の教員の姿
2 ここ30年間で起きた学校の変質
(1)学校の変質を理解するための6つのキーワード
(2)学校に何が起こったのか
3 子どもたちの姿
(1)見えない未来に向かって歩く子どもたち
(2)学力
(3)満足度・幸福度・自己肯定感
(4)涙を流す子どもたち
(5)教育の「ラストワンマイル」
第Ⅱ章 論点整理
1 制度はどうなっているのか
(1)学校は何を教えるところか
(2)「非認知能力」「思い出」という副産物
(3)教員は聖職者なのか
(4)教員の職務は何か
(5)時間外在校等時間の「上限規則」
2 「自由」と「平等」の二律背反
(1)地殻変動と激震
(2)「自由」と「平等」のどちらに舵を切るのか
第Ⅲ章 未来の学校を描く
1 教員の多忙を解決する
(1)「年間360時間」でできることは何か
(2)学校行事と部活動の適正値
(3)削減のデメリット
2 撤退戦のすすめ方
(1)SOSを出す(関係者を主体者にする)
(2)重点策を打ち出す
(3)子どもたちの声を聞く
(4)行政を動かす
3 子どもたちの学びの質を変える
(1)豊かな学び
(2)ランク付けをやめる
(3)受験勉強は家庭学習に
(4)軸足は「自由」
(5)子どもの問題行動や不適応に向き合う
4 仕事の「質」を変える
(1)準備時間と共有
(2) 脱・スーパー教員
(3)「学校2・0」「先生2・0」にアップデートする
終章 ぼくたちは無力じゃない |